運慶工房作と目される不動像
豊かな肉感がもたらす迫力の造型
憤怒の相が示す救いの意志大日如来の使い、または化身として衆生を正しい道へと導く不動明王。
「不動」は揺るぎのない強い心と智慧を意味し、右手に智慧の剣、左手に救いと戒めの羂索（けんじゃく）を持ちます。
激しい憤怒相はすべての衆生を救うという強い決意の表れで、立像での表現は、迷える私たちを救わんと立ち上がった姿とも言われます。
イスム こだわりの造形モデルは諏訪市にある仏法紹隆寺所蔵で長野県宝に指定される「不動明王立像」。
豊かな肉付きと迫力ある写実的な容貌、裙の筋の入り方など細部にわたり運慶の影響が認められるほか、 胎内に納入された月輪形銘札も運慶との関連を示唆する要因となっています。
体躯と調和する真っ赤な火炎光背が像にさらなる精彩を与え、明王の不動の意志が存分に発揮された鎌倉時代の傑作です。
（モデル像の亡失した剣はイスムオリジナルで復元しています。）
Fudo Myo-o Standing/Acala
Standing Statue of Fudo Myoo With great compassion and wrath, Fudo Myo-o saves those who do not conform to the teachings of Buddhism. He takes on the expression of extreme wrath, to guide them into the right direction. It is also a manifestation of his firm determination to save All the Living.
This is modeled after a not-so-large image that is 42 cm tall.
Judging by the voluminous stature, willful visage, and innovative expression of the clothing, (although it is small in size) the original image is considered to have been produced by Unkei, one of the most famous sculptors of Buddhist statues in Japan, or in his workshop.
不動明王立像
不動明王擁有慈悲的憤怒，拯救不遵從佛教教義的人們。
憤怒的表情是為了把他們引上正道，展現了其要拯救一切生物的強烈決心。
作為原型像來說高度42cm併不算太大，但是，嬌小外形下質感爆棚的體格，堅毅的麵貌，以及嶄新的服飾等體現手法，都被認為是日本最有名的佛像大師之一的運慶本人或者是其工作室所製作。
