当製品は取り扱いを終了いたしました。
再販リクエストはこちらへお寄せください。
吉野・如意輪寺に伝わる、
火焔まとう修験道の守護神
イスムこだわりの造型力強い躍動感を損なわぬよう造型。独特のバランスで立つ躯体には堂々とした安定感を持たせながら、きつく刀印を結ぶ指先や、踏み上げた足の先にまでおよび緊張感を表現した。
鮮やかに残る彩色はグラデーションを多用し、深みのある仕上がりとした。
強さと鮮やかさを併せ持つ珠玉の逸品。
製品のモデルとなったのは後醍醐天皇勅願である奈良 如意輪寺に伝わり、運慶の高弟・源慶の手による重文 厨子入木造蔵王権現立像。
左足一本で岩座に立ちながらもその姿は安定した印象を与える。
三目を見開き開口する忿怒相や光背の燃え盛る火炎の迫力など、まさに鎌倉期と慶派を代表する蔵王権現像。
蔵王権現とは日本固有の神が、目に見える仏という‘権(かり)’の 姿で‘現れる’という神仏習合の象徴的な存在。
山岳信仰が仏教と結びついて生まれた山岳信仰の守護神で、釈迦如来(過去)・千手観音(現世)・弥勒菩薩(未来)の三仏の徳を兼ね備えるとされる。