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湛慶工房が造り出す異形の存在感
軽やかに笛吹く鳥頭人身の守護神
異形の守護神ヒンドゥー教においてはビシュヌ神の乗る怪鳥、仏教に取り入れられてからは仏法の守護神となった迦楼羅は、釈迦如来を守護する八部衆や千手観音を守護する二十八部衆の一尊として信仰されます。
雲を呼び嵐を起こす悪竜を常食するため、止雨避雷・除災延命の利益をもつとされます。
洗練された慶派の造型モデルは京都の国宝 「木造二十八部衆立像」のうちの一体で、鎌倉時代、運慶の長男・湛慶の工房で制作されたとみられます。
鳥頭人身という異形でありながら実在するかのようなリアルな造型で、写実性を極めた慶派彫刻の傑作のひとつです。
「TanaCOCORO[掌] 迦楼羅王」の発売を記念し、2018年に販売終了した当モデルを30体限定で復刻販売するものです。