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天駆ける鬼神
躍動感あふれる慶派渾身の像
日々の暮らしを司る自然の神がみ自然現象である風と雷を神格化したもので、恐ろしいものであると同時に人びとの暮らしに豊かさをもたらす身近な神として信仰される風神と雷神。千手観音を守護する二十八部衆の配下として、ともに私たちの暮らしを守っています。古来人間の力の及ばない自然現象はすべてオニの仕業であると考えられ、このような恐ろしげな姿で表されています。
彫刻としての作例はほぼありませんが、のちに俵屋宗達や尾形光琳らが描いた屏風絵のモデルになったとも言われます。
イスムこだわりの造形モデルは彫刻の風神雷神像として唯一国宝指定されている「木造風神・雷神像」。火災による寺院焼失後、鎌倉時代に入り本堂再建と同時に仏師運慶の長男、湛慶を中心とした鎌倉仏師たちの手により復興されたといわれています。風神は巻き髪、雷神は垂直な炎髪と、二像の対比もみどころです。
異形の姿をとりながらも生き生きとして表情やポーズにはどこかユーモラスな雰囲気を漂わせるこの像を、イスムならではのクオリティで完全再現。雷神の太鼓ひとつひとつの向きや逆立つ髪の毛にまでこだわって造型。さらに直径わずか2ミリの瞳を5度にわたって彩色し、玉眼の生気に満ちた表情を施して仕上げます。