当製品は取り扱いを終了いたしました。
再販リクエストはこちらへお寄せください。
奈良 正暦寺の寺宝
孔雀に坐す菩薩形の明王
煩悩を消し去り安らぎをもたらす孔雀明王毒蛇を食す孔雀は、煩悩や迷いを消し去るものとして古代インドで神格化されました。それが仏教に取り入れられ、人生の困難や障害を取り除き、心に安らぎをもたらす孔雀明王となりました。
菩薩の慈悲相を持つ唯一の明王で、大きな孔雀の上に坐し、宝冠をはじめ煌びやかに荘厳された姿が特徴です。日本に伝わった密教仏の中でも特に力の強い仏として古くから信仰されてきました。
奈良 正暦寺の寺宝を手のひらサイズでモデルは奈良県 正暦寺(しょうりゃくじ)福寿院客殿の本尊。鎌倉時代の造像から現在まで、後補された箇所のない大変貴重な像です。
左右2本ずつの手には、破魔の孔雀の羽や吉祥果という降魔の果実、法輪などを持ちます。孔雀の尾羽をそのまま光背とする華やかで特徴的な姿を、精緻な荘厳もそのままに、20センチに満たない小さなサイズの中でしっかりと再現しています。