843年の年月を経て甦る運慶の傑作 イスム スタンダード 大日如来
奈良 円成寺多宝塔の旧本尊であり運慶のデビュー作として知られる国宝 大日如来坐像を再現した「イスム 大日如来」。
鎌倉期の傑作を、運慶研究の第一人者山本勉氏が監修し、完璧な造形で現代に甦らせました。
イスムでは販売終了となっている当モデルですが、蔦屋書店様の奈良店オープンに際する「別注品」として再制作、パッケージなどの一部仕様を変更し、2020年4月1日、販売を開始いたしました

度重なる監修を経て完成した大日如来像は、イスムの歴史の中でも金字塔的存在となるクオリティの高さを誇ります。
イスムだからこそ実現し得た圧巻の姿を存分にご堪能ください。
イスムの歴史の中でも金字塔的存在となるクオリティ イスム 大日如来

運慶の感性が息づく、威厳ある像容

運慶は、ミケランジェロにも比肩する歴史上最高とも評される仏師です。人と同じ肉体を持ってこそ祈りの対象になるとの信念に基づく卓越した造形力で写実的な像を生み出し、輝かしい鎌倉彫刻期を牽引しました。

その処女作とされる円成寺大日如来坐像(国宝)の台座裏には、造像に11ヵ月という異例の期間を費やしたと書かれており、運慶が入念に造り上げた事が伺えます。
イスム スタンダード 大日如来

運慶を知り尽くしたプロたちが創り出す、圧巻の造形美

「イスム 大日如来」を開発するにあたり、運慶研究の第一人者である山本勉氏が原型と彩色を徹底して監修、迫力と精緻さを兼ね備えた傑作が完成しました。

原型制作は、数多くの仏像の修復や模刻の研究を手掛けてきた藤曲隆哉氏に依頼。山本勉氏の監修のもと、真のプロフェッショナル達が手間暇をかけて創り出した造形美を、イスム工房が時間をかけて仕上げました。
イスム スタンダード 大日如来

東京国立博物館学芸部美術家彫刻室長などを経て、清泉女子大学文学部文化史学科教授。
特に運慶および慶派に関する著書や論文が多く、後に海外のオークションに出る像を運慶作と判断するなど実績多数。

東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室 非常勤講師および藤白彫刻研究所代表。
2017年、多宝塔から宝物館へ移動した大日如来像のかわりに多宝塔に入る模刻像を制作。

彩色作家、篁千礼彩色研究所主宰。平櫛田中の流れをくむ平野千里に師事、本格木彫仏像の彩色を二十数年にわたり修行。
仏像のほか歌舞伎・能などの古典芸能を題材とした様ざまな木彫を手掛ける。

山本先生に聞く、円成寺 大日如来像のスゴいところ

運慶は動画的な記憶力に優れていたのだと思います。大日如来像などは坐像で動きの無い像であるにも関わらず、なぜか動きの一瞬を捉えたような迫力があるんです。
慶派でも他の仏師の像は正面から見ることだけを意識しているものも多いんですが、360度どこから見ても破綻なく成立している造形が運慶仏の魅力ですね。

耳全体も大きく、耳の穴も深くて大きいのが運慶風。 快慶像と耳の造形の違いを見てみてください。

鼻梁のはじまりの部分が 他の仏像に比べて少し低いんです。これは若さだったり、日本らしさを表していると考えています。

足の裏

世界で一番キレイな足の裏。足の裏をここまできれいに彫り上げた彫刻は世界で他に類を見ません。

髪の毛

毛筋彫りが額から耳のほうへかけて、直線から曲線へと変化していく見事さに注目。イスム作品の髪の毛の本数は、実物と同じに仕上げてもらいました。

印の位置

胸から少し離れていることで、この間に空間が生まれます。これが威厳ある風格をかもし出しているんですね。
イスム スタンダード 大日如来
イスム スタンダード 大日如来

円成寺御朱印・オリジナル桐箱

イスム スタンダード 大日如来
Translate »

ページトップへ

お問い合わせ | 特定商取引法表示 | プライバシーポリシー | よくあるお問い合わせ