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明恵上人が愛した子犬
湛慶作と見られるつぶらな瞳
小さな命を慈しんだ明恵上人の愛犬鎌倉時代に活躍した高僧・明恵上人は小動物を慈しみ、子犬をまたいでしまってから振り返って拝んだ、という逸話も残されています。明恵上人が19歳から58歳まで見た夢を主に記録し続けた『夢記(ゆめのき)』には、自然や動物などが多く登場しますが、その中に子犬もしばしば登場し、これは実際に明恵上人のそばで愛でられていた存在であるとも考えられています。
木目まで忠実に再現した造型モデルは鎌倉時代に制作された重文像「子犬」で、運慶の長男・湛慶の作ではないかと目されています。古くから「狗児」として愛されるこの像は、つぶらな瞳でこちらを見つめ、色合いと浮き出た木目がより一層つややかな毛並みを感じさせます。
子犬の可愛らしさと、仏師が制作した彫刻像の臨場感が両立する造形美を、手のひらサイズの中に再現しました。