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てのひらサイズに甦る、
秘めた怒り
仏敵を退ける阿吽像一般に仁王(二王)とも呼ばれる金剛力士は、仏の教えや信仰者を守り、仏敵を退ける役割を担います。通常は寺院の表門に安置されることが多く、半裸形で力強い肉体美を持つ姿に表されます。
口を開いているのが阿形、歯を食いしばっているのが吽形で、合わせて阿吽像と呼ぶこともあります。この二尊はもともと執金剛神(しゅこんごうしん)という一尊の分身で、そこから「阿吽の呼吸」や「阿吽の仲」と言った言葉が生まれました。
イスムこだわりの造型モデルは国宝「木造 金剛力士立像」。鎌倉時代に制作されたこの像は、デフォルメを抑えバランスを取りながらも圧倒的な力強さを感じさせます。まさに今、力を爆発させようとする瞬間のような阿形と、怒りを内に秘めて立つ吽形との対比が周囲に緊張感を生み、造型にさらなる臨場感をプラスしています。
TanaCOCORO[掌]シリーズでは実物の欠損箇所を忠実に再現しており、吽形像では 右腕の大きな欠落を実物のとおりに表現しています。若干暗めの彩色を施すことで、てのひらサイズでありながら強い存在感を生み出しています。