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奈良でしか流通していない
幻の「イスム」。
イスムこだわりの造型粘土を材料とした塑像ならではの質感を追求しながら、二体のわずかな顔の造型の違いまでも忠実に再現。
各所に残るカラーリングと塑像の灰白色が見事なバランスで残る風合いを強く意識し、往年の極彩色を想起させる彩色を丁寧に施す。
製品のモデルとなったのは奈良大仏を抱える寺院の法華堂本尊・不空羂索観音の脇侍となっていた国宝像。
本来梵天／帝釈天であったとも言われるが尊名や伝来は定かでなく、却ってそれが神秘的な雰囲気を醸し出す、天平時代の塑像の傑作。
動きを抑え洗練された造型は高い写実性を持ち、敬虔な祈りの姿が時代を超えていまも人びとを魅了し続ける。
