一枚の板から彫り出された
個性あふれる十二の守護神
終了いたしました
誠にありがとうございました
薬師如来を守護する大軍勢釈迦が薬師如来について説法をしていたところ、これを聞いていた十二の薬叉(やしゃ)大将たちが仏道に帰依して薬師如来の眷属となったものが十二神将です。
それぞれが七千の部下を率いており、総勢八万四千の大軍で薬師如来とこれを信じる衆生を守っています。
もともと十二支とは関係がありませんが、平安時代以降、昼夜の十二時間の護法神としてそれぞれに干支が関連付けられるようになりました。
卓越した技術が生み出すユーモラスモデルは平安時代に制作され、もともと薬師如来像の台座の周りに貼り付けられていたと考えられている奈良県の国宝彫刻です。因達羅大将以外はすべて一枚の板から彫り出されるレリーフ彫刻ですが、その薄さを感じさせない奥行感ある彫刻技術は見事です。
それぞれのポーズや表情も大変ユニークで、個性豊かな面々が揃っています。
イスムではところどころに残る下地の彩色や木地に浮いた年輪の表現にまでこだわって制作。幅1メートルのフレームの中に納め、知的でモダンな印象をもたらす壁掛けタイプの仏像アートに仕上げました。