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盛唐の最も美しい
「人間的」菩薩
敦煌の莫高窟第45窟は、盛唐期彩塑の頂点とされる窟で、主尊の阿弥陀如来の両側には二尊の観音が肩を並べて立ち、「敦煌で最も美しい菩薩」と称されるとともに、中国の古代彫刻史において大変高い評価を誇ります。
この二尊の菩薩はいずれも唐時代の作で、典型的なS字の三曲法による美しく自然なポージングが見事です。向かって左側の菩薩は沈着で内省的、眉目を伏せて物思いにふけるかのようで、右側の菩薩は眉と目に微笑みを含み、生き生きとして艶やかな表情をしています。
流麗な衣文は身体に密着し、瓔珞は華麗で精緻な作り。さらに肌は玉のようになめらかで、月のような白い輝きを放ちます。唐代の「豊満を美とする」気風と、仏教彫刻の神聖な優雅さがこの二尊に表されています。写実的で生命感に富む人間的な造形美で、中国古代彫刻を代表する作品です。
世界に名だたる敦煌の仏教芸術の象徴として、各地からの来訪者を惹きつけ、古今をつなぎ、東西を結ぶ文化の架け橋を担う存在です。
晏璽殿<アンジデン>2023年設立。中国で制作された仏像、神像、さらには関羽など道教の像を対象にした精巧なレプリカの制作、および壁画や平面図を立体化し美術品として販売。現在、製品は中国国内でのみ取り扱い、海外での販売はイスムが初。また中国郵政、バンダイ等のOEMも手がける。