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願い叶える
六臂の密教観音
如意輪観音は密教における六観音の一つで、唐代に中国へ密教が伝来した後、漢族とチベット族の両地域で広く信仰されるようになりました。
この像は敦煌莫高窟の第14号窟内に描かれた壁画をもとに、晏璽殿が独自に立体化したものです。六本の腕と金色の身体、頭上に戴く宝冠の中に化仏を配しており、盛唐期の造像様式に忠実に造られています。傾く上半身に沿う光背が特徴で、愛らしく不思議な印象をもたらします。
三本の右手はそれぞれ、思惟(衆生の苦しみを観ずる)、如意宝珠(すべての善なる願いを叶える)、念珠(畜生道を救う)を、三本の左手は、光明山を押さえる(信心が退かないこと)、蓮華(清浄な菩提心)、法輪(法が常に転じ、煩悩の障りを打ち破る)を示しています。
「如意」は衆生の善願に応えること、「輪」は法輪が三障を打ち砕くことを意味します。六臂は六道(地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天)に対応し、あらゆる衆生を救済する誓願を示しています。
晏璽殿<アンジデン>2023年設立。中国で制作された仏像、神像、さらには関羽など道教の像を対象にした精巧なレプリカの制作、および壁画や平面図を立体化し美術品として販売。現在、製品は中国国内でのみ取り扱い、海外での販売はイスムが初。また中国郵政、バンダイ等のOEMも手がける。