当製品は取り扱いを終了いたしました。
再販リクエストはこちらへお寄せください。
三輪山信仰を支え続けた観音
聖林寺所蔵の威厳ある国宝
あらゆる困難を救う十一面観音 聖林寺衆生の様ざまな困難や苦しみに対応するため、すべての方向に顔を向ける十一面観音 聖林寺菩薩。日本では平安時代以降、民間信仰と結び付いて広く信仰されるようになりました。
その作例は各地に遺されているものの、国宝に指定されるのは聖林寺像を含めわずか7体。頭上に11の面を付けるのが特徴ですが、当像は3面を欠損しています。
日本最古の神社の神宮寺本尊モデルは奈良時代に造られた国宝「木心乾漆 十一面観音 聖林寺立像」。日本最古の神社、大神(おおみわ)神社の神宮寺、大神寺の本尊であり、現在は奈良県桜井市の聖林寺に所蔵されます。
造像からおよそ1300年を経た今もなお、当時の姿を今に伝える貴重な作例。厳かな表情と肉感豊かな体躯、そこにまとう天衣のやわらかな表現は、観音像の傑作と称されます。明治19年にこの像を発見し再評価したアメリカの美術史家 フェノロサをはじめ、和辻哲郎、白洲正子など、名だたる文化人たちを魅了してきました。
■ 対応ケース
・アクリルケース