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曲線と黒のもたらす美しい陰影
昼も夜も世界を照らす、慈悲の菩薩薬師如来が住まう東方瑠璃光浄土の最高位にある日光菩薩と月光菩薩。その名のごとく昼も夜も遍く世界を照らし、如来の加護をもって迷い苦しむ衆生を救済、教導します。
日光菩薩は1000の光明を発して様ざまな苦しみや闇を消滅させ、月光菩薩は月のように静寂な光で苦熱を取り除くとされます。薬師如来の脇侍として、左側に日光菩薩、右側に月光菩薩が祀られます。
イスム こだわりの造型モデルは国宝「銅造薬師如来及両脇侍像」のうちの日光菩薩・月光菩薩で、白鳳時代(天平時代の説も)につくられた、古代の日本仏教美術の傑作で、天武天皇が皇后の病気平癒を祈念して建立した寺院に安置されています。
造像当時は全身に鍍金が施され、色とりどりの珠玉の荘厳も華やかな姿でしたが、長い年月に磨かれて漆黒の銅がむき出しとなり、江戸時代に後補された光背の金色と重厚なコントラストを奏でています。
2011年に販売を終えた「イスム 日光菩薩 月光菩薩」に光背を新たに加え、両像の細かな差異や光背の大きさや模様の違い、像の傾きなども丁寧に再現しています。