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→TanaCOCORO[掌]阿修羅
三面六臂の成す奇跡的な調和
1300年の時を超えた天平の息吹
イスムこだわりの造型細身ながらも安定を感じさせる姿、見事な空間の切り取り方を見せる六つの腕、様々な表情を見せる三つの顔。どれ一つ乱れても成立しない造型の黄金率を、熟練された造型師の緻密な指先が再現。衣に描かれるわずか1センチの華のひとつひとつにも数十回にわたり筆を入れる。職人のそのひと筆ひと筆の入魂の彩色が、1300年の歴史を経た重厚な風格をつくり出す。
製品のモデルとなったのはモデルは国宝「阿修羅像」。光明皇后が亡き母・橘三千代のために造らせた供養仏の一体といわれる。表情の異なる三つの顔と六本の細くしなやかな腕の調和、哀愁を帯びたまなざしは見る者の心をとらえ、1300年の時を超えて今に天平の息吹を伝える。
阿修羅とはインドの古代神話では戦闘神として登場し、帝釈天(インドラ)との戦いが有名だが、仏教に帰依してからは護法善神となり、八部衆に加えられた。3つの顔と6本の腕を持つ異形の姿で表わされることが多い。